構造・耐震

structure

COLUMN #01

建築基準法第1条

25,Dec,2017

構造・耐震

第一条  この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

建築基準法の第1条をそのまま書きました。
建築基準法の大前提が書かれています。

この中で注目すべきポイントは
『最低の基準を定め』と書いてあります。

この通り建築基準法に書いてある基準等は全て最低の基準なのです。

もちろん耐震についても最低基準です。

本来建築士は建築基準法の最低基準に対してどの程度の設計をするかを考えて設計を行います。

そこで気になるのは最低基準で住宅を建てた場合の耐震性です。

建築基準法の考え方は
100年に一度起こりうる大規模地震に対して倒壊せずに人命を守ることが出来るよように設定されています。

そして中規模の地震に対してはほとんど損傷しない事となっています。
但し、ほとんど損傷しないというのは構造材のことを指し、外壁や内部の仕上げ等の損傷は考えられますので全く無傷とは言い切れないです。おそらく補修が必要になります。

一般の方は中規模の地震で全く損傷なく、補修もせずに使えると考えていると思います。そこが専門家と一般の方で認識の違いがあると思います。
これは覚えておいてください。

よくハウスメーカーの方が施主に「確認申請が通っているので心配ありません。」と水戸黄門の印籠のように言われますが、自分達のレベルが最低だと言っている事と同じだという事に気がついていないのです。わかっていてそれに対してきちんとした考え方を持った方なら「基準法の1.○倍の壁量が入っています」と言うはずです。

そして、耐震については確認申請と関係がなく、検査も行われていないことは次に書いていきたいと思います。
また、耐震について木造の法律の最低基準がどれほど怪しい基準かというところも今後書いていきます。