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COLUMN #56

世界遺産の焼失

31,Dec,2019

コラム

首里城の火災による焼失は大きな衝撃でした。

今回の件で文化財へのスプリンクラーなどの消火設備が話題になりました。

そこで消防設備について簡単に説明します。

消防法では規模や用途により様々な消防設備の設置が義務つけられています。

消火用の設備は消火器を始め屋内消火栓、屋外消火栓、スプリンクラーなどの設備があります。基本的には初期消火を考えた設備となり施設利用者や管理者が使用する設備です。

その中でスプリンクラーは火災を感知すると自動的に散水して消火を行います。そのためほとんどの火災発生時に スプリンクラーによる初期消火で食い止められると言われています。

それほどにスプリンクラーは強力な消火力を持っているにもかかわらず、今回の首里城で設置されなかったのかニュースなどでもとりあえげられていました。

理由としては費用の問題と景観とリスクでした。

費用についてはスプリンクラーの設置費用です。これには水槽と非常用発電機、さらにスプリンクラーポンプから建物全体に配管工事が必要になります。

建物内に配管を行おうとすると配管が見えてきたりと美観上の問題があります。

また、スプリンクラーは火災を感知すると自動的に散水するため誤発報により展示物や建物を濡らしたくないという思いもあったのだと思います。

上記のような理由でスプリンクラーが設置されていないようですが、焼失してしまってはどうしようも無いのでスプリンクラーを設置するべきだと思います。今後重要な文化財が消失する前にスプリンクラーの設置が進めばいいですね。