COLUMN #46
設計段階での間違い
30,Jan,2019
新築, 検査実例

最近検査や調査を行って思うのは
基本的な設計時点で大きな問題を抱えた状態であることが多いような気がします。
現場で工程検査に入った際に気になる点を確認してみると、図面通り施工しているという回答があります。もちろん現場監督さんと話しをしていますので設計者ではありません。設計の問題が現場で露呈している状況です。
もちろん軌道修正が可能な指摘もありますが、その状況からはどうにもならないようなこともあります。
指摘が決められた基準や法規上の問題であれば補修が必要になります。
しかし、考え方が間違えていたりするとハウスメーカーや工務店はミスを必ず認めません。むしろ社内基準なので問題ありませんと当たり前かのように回答することもあります。
社内基準が間違えているということはそこで建てている住宅すべてが間違えているということです。なぜこちらの指摘内容と問題点を確認せずにそこまで言い切れるのかいつも疑問に思います。
そのような問題が発生しやすいのは新しい考え方の工法であったり、いままでと違う工法を採用している場合に多いです。
もちろん在来の工法が一番とは言いませんが、新しい工法にある問題点もよく考えて設計しないとせっかくのこ工法が台無しになることもあります。
アーキエージェントでは設計段階から相談可能です。