契約

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COLUMN #44

増税前の駆け込みについて

09,Jan,2019

契約

10月に消費税が10%に上がります。

これから住宅を建てようとしている方はご存知だと思いますが

3月中に請負契約を行えば引き渡し時期が10月以降であっても消費税は8%となります。

8%から10% たかが2%ですが、2,000万円の2%は40万円、2,500万円であれば50万円になります。とても大きな金額です。なので、3月中にとりあえず契約して、その後からゆっくり間取りを考えましょう。といって契約をさせるようなケースが十分に考えられます。

購入側も40万円、50万円と無駄なお金を払いたくないので契約してしまおう、となりやすい状況です。

本当に増税直前の今が住宅購入のタイミングでしょうか?

もちろん増税分の金額は大きいですが、本当に増税前に駆け込みで購入することがオトクなのか私は疑問です。

それはナゼか大きく2点あります。

1点目は工事費についてですが、全国で駆け込みで需要が高まっています。

ということはハウスメーカーとしてもお客さんをたくさん抱えている状況です。

そしてそのお客さんは契約する見込みが高い方ばかりとなれば、見積もりを出すときに大幅な値引きをするでしょうか。

ハウスメーカーとしては値引きを最小限に抑えて利益を確保するのは間違いありません。

お客さんは見積もりが高いといって他社に依頼しようと思っても他の会社も忙しくて受けてくれないかもしれません。

値引きについてはもちろんハウスメーカー側の言い分もあると思います。

仕事が一定期間内に集中すれば社員の残業も増えるでしょう、内部でこなせなければ外注に依頼する仕事もあると思います。

要は通常のキャパシティを超えるということは経費が通常以上にかかるので大幅な値引きは期待できません。

しかし、逆に受注が減っている状況だとどうなるでしょう。

仕事が減って社員が暇を持て余すのなら値引きを大きくしてでも契約を取りにいくのではないでしょうか。工事費に定価はありませんので、ハウスメーカー次第で見積りの金額は高くなったり安くなったりします。

2点目は増税後に政府は工事の落ち込みからの景気後退に配慮して住宅エコポイントを復活させます。新築は条件によりますが30万ポイントからです。

30万ポイントは30万円と同じ考え方になりますので消費税の増税分の半分以上はこれでまかなえます。

以上の2点から増税後には工事の受注が急激に落ち込みます、ハウスメーカーとしても暇になれば工事費を下げてでも受注したいと考えます。そして、施主側としては住宅エコポイントを受けることができます。

そうなると、本当に増税前に駆け込んで住宅を建てる必要があるのでしょうか。