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COLUMN #41

軒の出ていない家はかっこいい?

08,Oct,2018

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最近の住宅で軒を出さない屋根を見かけます。
四角い箱のようにつくったりしていることもあります。
流行りのデザインだと思いますが、本当にこれでいいのでしょうか。

軒を出す理由をよく考えてみるとわかると思います。
外壁より軒を突き出すことで、外壁に直接雨がかからないように工夫していたのです。

古民家で軒の出ていない建物はないと思います。
外壁に直生雨が当たれば劣化も進みます、そして外壁で雨漏れすれば最悪の状況になります。そのため外壁に直接雨を当てないのは昔の人の知恵なんだと思います。

では軒を出さない屋根にするとどのようなことが起こるでしょうか。
上で書いたように外壁に直接雨が当たるため痛みやすくなります。そして汚れやすくもなります。軒の出ていない建物の外壁は数年で黒くなっているのをよくみます。
更に白い外壁だと目も当てられません。

他の弊害として壁や屋根の通気のとり方が軒のある場合と違います。その点を理解していればいいのですが、わからずに施工すると通気が確保されずに小屋裏や外壁内で結露を起こして内部から木材が腐ってくる可能性もあります。

いくつか小屋裏や外壁の通気が確保されていない住宅を見たことがあります。

自分の好みですけど四角い住宅もいいですが、軒の深い住宅もかっこいいですよ。