構造・耐震

structure

COLUMN #22

正しい金物の施工

12,Mar,2018

構造・耐震

前回の田植えと同じ、基礎に埋め込む金物の話です。

コンクリートを流し込む前の検査でよくある指摘です。
アンカーボルト、ホールダウン金物の施工状況の検査では何を見るかというと
大まかには必要箇所に各金物があるかやその金物が適切な材料であるかを確認します。
そこでホールダウン金物の種類の間違いがよくあります。
ホールダウン金物はN値計算により、求められたN値に応じた引き抜き力に抵抗できる金物を施工します。
例えばAという箇所には15kNの金物、Bには25kNの金物というように場所ごとに違う強さの金物を施工することになります。

しかし、実際に検査すると全て同じ金物がセットされていることがあります。
これはコンクリートが流し込まれてしまうと違いがわからなくなります。

検査で指摘をしても現場監督の中には違いの意味を理解していない人もいます。
中にはホールダウン金物はM16が入っているから問題無いと言う人もいます。
このようにホールダウンはM16、アンカーボルトはM12と太さだけで分別するような考え方をしている現場監督もいるのです。
とても大きな間違いなのですが単純に知らないだけなのだと思います。

そのまま施工すれば本来必要な力を発揮出来ない金物が入っていることになるので
計算上の耐震性能を下回ることになります。
上に書いたような現場監督がいくつの住宅を施工してきたのか考えると恐ろしくなってきます。