土地

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COLUMN #17

建築条件付き土地

21,Feb,2018

土地


「建築条件付き土地」土地探しをした方は聞いたことあると思います。

どういう土地かというと
名称の通り条件がついているのです。
それは建築の請負契約をする相手が決まっているという条件です。
簡単にいうとその土地を購入すると施工業者が決まっているということです。

もちろん、仲介する不動産業者と施工業者は同じグループ会社になりますので
土地を売ることと施工することをセットにして売っているような状態です。

たいていこのような土地は他と比べて割安だったり、良い立地条件だったりします。

私はこのような土地はできるだけ避けた方がいいと考えています。
なぜなら、売り主側からすれば
「土地を購入する=建築工事も受注する」
となれば土地購入意思のあるお客さんは建築工事まで決定しているも同然なのです。
土地購入時点で客を囲い込めるのです。
これがなぜ問題かというと、囲い込めるということは工事費は建築業者の言い値で受注出来ることになり、施主からすると割高な家を建築することになります。

そのため土地の価格を安く見せたり、条件のいい土地(誰もが欲しがる区画)が条件付きになっていることが多いです。

しかし、どうしても条件付きの土地がいいけどデザインが気に入らない等の場合、条件付きの土地だとしても設計者の条件はありませんので、施主が依頼した設計士の図面をもとに決められた施工業者が施工することも可能です。

以前に私はそのような形で条件付き土地の住宅の設計を行ったことがあります。
その際にこちらで50枚近い図面を作成して詳細まで見積りが出来るようにして、決められた施工業者(A社)に見積りをしてもらったことが有ります。
その時に、決まっている施工業者とは別に自分の知っている施工業者(B社)にも見積りをお願いしました。

そうすることで適正な価格なのか比較できるためです。
そしてこの時に出てきた両者の見積りの違いに愕然としました。
A社:坪単価 80万円
B社:坪単価 60万円
このような価格差が出たのです。

いくら土地が安いから、条件がいいからといってもこれだけ価格差が生まれるので条件付き土地を選ぶと全体の費用が大きくなるばかりだと思います。

また、条件付き土地のトラブルが数多く発生しています。
トラブルと条件付き土地の契約については次回に書いていきます。