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COLUMN #06

監理者はだれですか、確認申請書に捺印しましたか

16,Jan,2018

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建築を行う際には必ず設計者と監理者、施工者がいます。

それは建築主(施主)が申請している確認申請書に書いてあります。

通常確認申請は工務店やハウスメーカーが作成して

施主に申請書、委任状等に捺印をもらって提出するという形で行われています。

その確認申請書に設計者と監理者の設計事務所登録や氏名、建築士の種別、資格番号等が書かれています。

「設計者」「監理者」「施工者」とは

設計者:設計図面を責任を持って書いた人(規模に応じた建築士の有資格者)

監理者設計図書通りに工事が実施されているか確認する人(建築士の有資格者)

施工者:設計図面をもとに工事を行う人

となっています。

一般的には設計者と監理者は同じ人になっています。

本来は設計者が作成した図面をもとに施工者が工事を行い、工事が図面通り行われているか確認するのが監理者という形になっています。

このように法律上は設計者、監理者、施工者を明確に区別して、工事中は監理者が図面通りの施工されているかチェックするようになっています。

しかし、現実はハウスメーカーや工務店が監理者と施工者の両方の役割を一つの会社内で行っています。

これでは監理者が本来確認すべき業務が果たせているか甚だ疑問です。

監理者が現場で問題点を把握しても、修正や補修をするのに費用がかかると思えば見なかったことにもできるわけです。

法律で決められていることが骨抜きになっているのが現状です。

現在住宅を工事中の方、または完成した方は監理者が誰か知っていますか。

おそらく知らないという方が大半だと思います。

これから工事が始まる方は監理者が誰なのか、どれくらいの頻度で現場の確認をしてもらえるのか聞いておくといいかもしれません。

さらには監理者が現場を確認した報告書を提出してもらうようにするのが最良です。

中には着工しているのに確認申請書を見たこともない、自分が捺印した覚えがないという方もいると思います。そのような方はおそらくハウスメーカーや工務店が施主の姓の三文判を購入して、書類に勝手に捺印して提出していると考えられます。これは有印私文書偽造に当たるはずなのですが、住宅の業界内である悪い慣習です。

工事が着工していれば必ず「確認申請の副本」があるはずなので見せてもらうといいと思います。